2025年10月22日

海上技術短大生を対象に入渠工事の見学会を開催しました

当社は、所有船「神瑞丸（しんずいまる）」が㈱新来島波止浜どっく（愛媛県今治市）に定期検査のため入渠するのに合わせて、10月4日（土曜）、近隣にある波方海上技術短期大学校の学生を対象に入渠工事見学会を開催しました。

当日は、学生11名に対して、入渠工事中の「神瑞丸」(499総ﾄﾝ、主機関1,323KW）の船底から操舵室、居住区、機関室、貨物を積む船倉内をまで移動し、船内設備について説明をしました。学生には体験する機会の少ない実際の貨物船の大きさや設備に触れてもらいました。見学後には、同船の検査や船体の話題から、当社の保有する船種や船員の働き方、年齢構成まで話題が広がり、当社を紹介する機会となりました。

同船は、加古川製鉄所から出荷される鋼材製品の運搬船として主に関東・中部方面へ運航しています。今回は、入渠した新来島波止浜どっく様のご協力もあり、このような機会を提供できたことは幸運でした。

後日、同校から参加した学生の感想をいただきました。「（同校の）卒業生が働いており、楽しそうな雰囲気が伝わってきた」「会社が船員を大切にしていることがわかった」「福利厚生制度に魅力を感じた」「関心のなかった貨物船を見て、今後の進路の選択肢が広がった」など、説明の内容が伝わり、意義ある時間となったことがわかりました。

今後も当社は、学生が現実の社会に接して、自らの将来選択について考える機会の提供とともに、内航海運業界で働く魅力について発信する活動を続けてまいります。