2025年8月28日

「水際作業の安全確保のための体験訓練」を実施しました

当社は、8月6日、加古川市防災センターにおいて、訓練を通して海難事故・災害を発生させないことを学ぶ取り組みとして「水際作業の安全確保のための体験訓練」（以下、訓練）を実施しました。訓練は、今回で28回目の実施となり、過去15年間に延べ504名が参加しています。

加古川市、高砂市、神戸市、尼崎市、愛知県飛島村、千葉県市川市の各事業所から、ライフジャケットを着用し業務に従事する従業員の中から訓練未経験者20名に、加古川市消防本部 東消防署 救助係 高度救助隊の指導のもと、作業中に海中転落した場合を想定した訓練を実施しました。訓練では、作業用装備装着の状態で落水する体験、ライフジャケット未着用と着用との違いの体験などにより、落水時の水中動作やライフジャケット着用の必要性を理解したうえ、事故発生時の救助方法と救助のされ方を学び、落水しないことの重要性を再確認しました。

参加者からは、「ライフジャケットは身に付けてさえいれば大丈夫と思っていた。正しい位置に着用しなければ、効果に大きな差があることが分かった」、「普段から水泳をしているので泳ぎには自信があった。安全服と安全靴を着用しただけで、上手く身動きがとれず、泳げなくなり焦った」など、体験からの気づきや、「職場の仲間から訓練の体験談を聞いており、訓練に興味があった。他の参加者の様子や反応をよく見てから体験したが、見るだけでは分からない気づきがあった。体験できて良かったと思う」との感想があり、訓練が自分事となった、身に付いたことがわかりました。

当社は、これまでも、継続した訓練の実施により、各職場での海難事故・災害の予防に取り組んできています。今後も従業員の安全意識向上を目指し、自らや仲間を救うことにつながる正しい安全の知識の定着を図る訓練を実施していきます。

以上