ニュースリリース

2024年11月6日

【広報担当者レポート】トレーラー(連結車両)によるバック走行時の危険体感訓練

当社は、10月24日、関西物流センター(大阪)にて、「トレーラー(連結車両)によるバック走行時の危険体感訓練」を初めて実施し、広報担当者が参加しましたので、当日の様子をレポートします。

全社で「バック走行時の事故防止」に取り組み、私の勤務する本社(オフィス)にも、各物流センター同様に啓蒙ポスターが掲示されています。取り組みの認識はあるものの、どのような危険があるのかは知りませんでした。

訓練では、まず初めに、トレーラー(荷台車、以下単にトレーラー)の長さが異なる車両3台の死角をカラーコーンで再現し、説明がありました。トラクタ(牽引車、以下「トラクタ」)とトレーラーが「くの字に折れる」ため、トラクタを右側に向けた状態では、トレーラーの左右に、トレーラーとほぼ同じ面積の死角があり、あまりの死角の大きさに驚きました。

 

続いて、バック走行の実演では、トレーラーの長さが異なる車両3台が、ハンドルを切らずに後進した際のトレーラーの動き(傾き)を確認しました。実演場所は、分からない程度の傾斜がある場所です。走行開始直後は、真っすぐ後進しているように見えましたが、程なくトレーラーが傾き始めると、一気にトレーラーが傾斜に沿って流れていきました。トレーラーが後進する際に、トラクタを左右に動かす操作を見たことがあり、その意味が理解できました。

バック走行時に、乗務員の方は、死角の確認や、傾斜に合わせてトレーラーを真っすぐに目的の方向に保つためのハンドル操作、進入スペースを考えるなど、見えないからこそ同時にさまざまなことを確認し、運転していることが分かりました。トレーラーがゆっくりと後進しているように見えても、近づくことは非常に危険であることを参加した全員が学び、再確認しました。

訓練終了後、乗務員の方が日頃から心がけていることとして「見えない時は降りて確認する」、「安全を確保してから動く」、「焦らず、一度に進もうとしない」と聞き、当社の現場では、当社を従業員はじめ協力会社の皆さん一人ひとりが高い安全意識を持っていることを改めて感じました。

また、今回の訓練を通じて、訓練に参加した乗務員から「トレーラーの特性を知らない人に、知ってもらえたことが良かった」との感想があり、教育が安全な行動につながることを確信しました。

 

 

以上