ニュースリリース

2024年9月30日

大規模地震避難訓練を実施しました

当社関東物流センター(千葉県市川市)は、9月11日に、大規模地震を想定した避難訓練を実施しました。

 

この訓練は、想定を変えて毎年実施しています。今年度は、平日の就業時間中である11時30分に地震が発生する設定としました。訓練は、災害発生時の安全かつ迅速な行動を理解し、実践すること目的とし、地震発生から短時間で、操作中の荷役機械を安全に停止させ、自身の安全を確保する初動対応から避難集合場所へ移動する行動を、リアリティをもって行えるよう工夫して実施しました。

 

今回は、訓練時間にセンターに勤務する当社従業員に加え、協力会社にもご協力をいただき、一部の方を除き約100人が参加しました。災害時に最も重要な、初動の行動を確認、避難場所への移動、安否の確認を行い、これらの対応に関して検証を行いました。

 

作業中だった現場作業者からは、地震発生をブザー音で知り「迅速に操作を止め、貨物を地上に卸し、荷役機械を離れ、避難する手順はわかっていても、本当の地震時に手順どおりできるか不安になった。日ごろの心構えが大切だと思った。」、事務所で業務していた参加者からは、「ヘルメット、保護メガネの装着は普段からの当たり前のことに加えて、訓練では、トランシーバーや拡声器などの連絡用具を持ち出せたが、地震で事務所内の荷物が散乱している中では、慌ててしまうかもしれない。持ち出し用具を忘れないようになければと、改めて考えた。」との感想がありました。訓練を生かし、いつ起こっても被害を最小限とすることができるよう、今後も継続して実施する必要を再確認しました。

 

訓練の締めくくりに、天野センター長から、「今回は、人が何とか動ける【震度5強】の想定で、まさに作業中に地震が発生し、稼働中の設備を安全に停止させ作業を中止し、周囲の安全、設備の状況を見ながら迅速に避難することが、いかに難しいことかを確認できた。災害発生時に限らず、日頃から想像力を働かせ危険予知し、発生する事態に臨機応変に対応することが大切だ」との総括がありました。

 

当社では、各事業所でも、関係先と協力して、また独自に災害対応訓練を実施しています。今後も引き続き、地震等の災害対策を進め、従業員等の安全はもとより、災害対応力の強化に取り組んでまいります。

 

<訓練概要>

想定 2024年9月11日(水)11時30分頃(就業中) 震度5強の地震発生

目的

①初動作業対応から一時避難・人員点呼により、安全、迅速な行動の理解

②訓練放送を起点に、製品管理者、玉掛者のブザーによるクレーンオペレータへの伝達

③帰宅方向別の集合、整列、点呼による相互認識、確認

訓練

① 訓練放送の操作、地震発生による指示内容の確認

② (事務所)保護具の着装、一次避難場所の確認、安全な避難移動

③ (現場)製品管理者、玉掛者の専用ブザーの操作、口頭による伝達、操作員の作業中断・安全の確認、一次避難所への避難移動

④ 一時避難所での整列・点呼、設備の状況報告事項収集

⑤ 帰宅方向別に整列、点呼

 

 

 

以上