鋼材製品本部は、（株）神戸製鋼所が生産している鋼材製品を船舶、トラック、物流基地を経由してお客さまへお届けしています。私は、当本部における経営計画の取りまとめやプロジェクト活動の推進などを担当しています。
鋼材製品本部では、内航船、トラック、中継基地などハードを用いたお客様までの輸送を担っています。「お客様ニーズに向き合い、確実で安定した輸送を行うこと」が重要なテーマです。
現在、物流業界は、船員・ドライバーの高齢化、成り手不足などによる輸送能力不足のリスクがあります。この課題に対し、近年は処遇改善や物流業界を支えるための制度導入などに積極的に取り組み、安定的な輸送に対応する体制作りを行っています。さらに、DX推進による業務効率化やカーボンニュートラルへの対応など多方面への活動を推進し、当社の存在価値を高めて一層の発展を目指していきたいと考えています。
まず物流会社ですから、お客様の依頼に基づき輸送責任を果たすことは当然です。加えて当本部では、お客様に喜ばれるデリバリーとして「安全」「品質」についても最優先の取り組み事項に位置付け、その向上のために地道な活動を行っています。荷物を安全に、かつ品質を損なうことなくお届けすることの積み重ねが信頼を築き、ひいてはそれが会社の発展に寄与するものであると考えています。
このような取り組みが浸透し、個々の意識レベルの向上はもちろん、本部内の顕在、潜在的なリスクに対して組織一丸で未然に対処していく意識付けが根付いてきており、実を結びつつあることを感じています。
鋼材物流の仕事はスケールが大きく達成感が味わえる仕事です。これまで様々な部署、業務を経験させていただく中で、各部署の視点から物流のプロセスを知ったり、知識やノウハウの積み重ねが自身の成長、ひいては働く上でのやりがいや充実感にも繋がっていると思います。
どのような仕事も一人でできるものはありません。失敗しながらも、上司や同僚の的確なサポート、お客様や関係会社の皆様とも協働することにより、幾多の困難も乗り越えられてきたと実感しています。
