KOBELCO LOGISTICS,LTD. RECRUITING SITE

思いに応えるロジスティックス神鋼物流株式会社

CROSS TALK世界で活躍する社員たち

ヨーロッパ、中国、中近東、東南アジアなど神戸製鋼グループのフォワーダーとして培ったノウハウで
グローバル物流に対応する神鋼物流。
海外拠点を展開する中、現地法人で活躍する社員に、海外で仕事をするやりがいと難しさについて語ってもらいました。

  • 勝田 秀明

    2006年入社。建設機械営業部及び
    コベルコ建機㈱出向時代含め6年間
    建機に携わっていた経験から、
    建機関連を主な取扱業務としている
    上海現地法人へ2013年に赴任

  • 石黒 周祐

    2006年入社。約9年近くの間、
    コベルコ建機に駐在し、ショベル、
    クレーンの中古機における物流管理に従事。
    2015年、製品に精通していることから
    コベルコ建機を主要取引先に持つに赴任。

製品知識と経験を活かして海外の現地法人へ突然の抜擢に戸惑いもあった

石黒:
僕は6年以上にわたってコベルコ建機さんの工場で仕事をしていて、インドの主要取引先がコベルコ建機さんだったことから、製品に精通しているということで話をいただいたんだけど、勝田くんは?
勝田:
僕も建機の仕事に長く関わっていて、当時ちょうど上海の現地法人で建機の取扱案件が増えていたから、それで白羽の矢が立ったんじゃないかな。
石黒:
でも赴任先がインドだと聞かされたときは、ちょっと驚いたよ。ちょうど結婚の準備をしていたときで、新婚生活はインドからのスタート(笑)。仕事よりまず環境に慣れることが先だったなあ。上海はどう?
勝田:
インドよりはまだ近いし都会だから状況はかなり違うかも。こちらのスタッフは日本語ができるけどそっちは英語でしょ?
石黒:
うん。最初はなまりの強い発音になれなくて意思疎通にすごく苦労したなぁ。今もまだまだ修行中…。

文化や言語の違いでぶつかる壁。コミュニケーションの難しさを実感

勝田:
現在の仕事内容はコベルコグループの製品の輸出入や中国国内における各種輸送の手配。貨物船/トラック輸送、倉庫作業等における業者選定や見積もり作成、スケジュール通りに輸送が行われているかの進捗管理など。基本的に実務は現地スタッフに任せて進捗状況の確認や管理がメインかな。
石黒:
どんなことが大変?
勝田:
やっぱり感覚の違い。日本人だと細かく進捗の状況を確認するけど、こっちは業者から連絡がなければうまくいっているだろうという認識なんだよね。
石黒:
こちらもまったく同じ。僕の仕事は工場から港までの出荷輸送と荷役までの手配や進行管理なんだけど、本当に予定通りに進まない。
勝田:
文化的な違いなんだろうけど、あくまでうちは日系企業なので日本のやり方を理解してもらうのにすごく時間がかかった。
石黒:
うるさいやつだなーって思われない?(笑)
勝田:
思われてるかも(笑)。でも一方的に指示をするのではなくて、なぜ今これをやらないといけないのかをしっかり伝えるとわかってもらえるんだよね。
石黒:
わかる。僕の赴任地は南インドだけど、接する現地スタッフは素直な人が多くて、言えばちゃんとわかってくれるから僕もコミュニケーションは大切にしてるよ。
勝田:
何か気をつけてることはある?
石黒:
知り合いの話とかも総合すると、南インドの人って基本的に気がよくてフレンドリー。だからなるべく仕事以外の話とかもして会話を大切にすることかな。あと、仕事で重要なことは必ずメールでやりとりすること。お互い英語は母国語ではないので口頭だと誤解が生まれやすいから。
勝田:
逆に中国では、“なんで隣にいるのにメールで送るんですか”ってなる。だから僕は直接話すようにしてるなあ。
石黒:
へー。そうなんだ。こっちだと“そんなことまで?!”っていうこともメールで僕の方がびっくりした。前任者がそういう指導を徹底したのかもしれないけど、同じ海外でも全然違うんだね。
勝田:
あと、日本人って事前準備を結構きっちりやるけど中国の人ってあんまり事前準備に時間を割かないことが多いんだよね。
石黒:
それはインドも同じ。
勝田:
でもなんだかんだ最終的にうまくいくんだよなぁ。必ず直前でバタバタするけどちゃんと収まる。
石黒:
辻褄合わせがうまいんだよね。最後は帳尻合わせてくるから。
勝田:
結果がすべて、という考え方なんだよね。そういう考えも必要なのかもしれないなぁって最近は思う。仕事に対しても楽観的で、そのあたりはうらやましいな。
石黒:
そうだね。深刻に考えすぎたときはそういうムードに救われることもたくさんある。あんまり考えても仕方ないなって。でも、お客さんは日系企業だし、ジャパンクオリティをインドでやるからこそ価値があるので、現地のスタッフにもそこはやっぱり吸収してほしい。

大変だからこそ味わえる達成感海外ならではのやりがいとは

石黒:
輸送環境が日本と大きく異なる中で、コストや納期など難易度の高い案件を計画通りに完了できたときは本当にうれしい。そのために、お客様とスタッフ、両方との協力体制を大切にしてる。
勝田:
僕も、貨物の特性を考慮した輸送方法やスケジュールを考えて、それが予定通りに進んだときが一番やりがいを感じる瞬間。
石黒:
昔は工場から港までの、6、70キロの陸送でも貨物が疵(きず)だらけだったこともあったみたいだけど、中国は長距離だからもっと別の苦労があるんじゃない?
勝田:
長距離というより、国民性の違いの方が大きいかな。中国には家族みんなをトラックに乗せて国中を転々としている流しの運転手が多いんだけど、時々お客さん先で子どもが工場に入っちゃったり、勝手に水道を使って洗濯したり(笑)。そういう想定外のことはよくあるね。
石黒:
さすがにそれはないなあ(笑)。
勝田:
あと、中国ではいい条件があれば転職してステップアップするのは当たり前だから、赴任当初、実務を任せていたスタッフが2名も急に辞めて困ったことがある。それ以降はスタッフに任せきりではなく、みんなの業務を一通り把握するようになったよ。
石黒:
僕が忘れられないのは、赴任したばかりのときに大型ショベルをあまり設備の整っていない港に輸送するという案件があったんだけど、コンテナに収まらないショベルをどうやって安全に運ぶか、どんな設備が必要かをみんなで長い時間話し合って、いい方法が見つかったんだ。『じゃあ明日はこの時間から作業開始!』と約束して帰って、集合時間通りに来たのは僕たちだけ(笑)。結局みんなが集まったのは予定から2時間後で夜まで作業をするはめに…。“どういうことだ!”って言ったら“あれ?なんか怒ってるな”って感じでキョトンとしてた(笑)。
勝田:
こっちも同じ。トラックなんかも、時間通りに来てくれることは少ないよね。
石黒:
うん。これはもう文化の違いだから、こちらが理解するしかない。今では遅れてくることを見越して予定を立てる(笑)。

今後のキャリアは、海外での経験を活かしてステップアップしたい。

勝田:
せっかく中国での物流業務を経験したので、帰国後もその知識を活かしてお客様に営業できるような部署で仕事ができればと思う。
石黒:
インドの物流は法制・慣習など日本とあまりに違っていて、どうやって今後活かすかをうまくイメージできないけど、僕はいろんな価値観の人たちをマネジメントした経験が活かせたらいいな。今はわからないけど、日本に帰ったら視野が広がっていることを実感するんじゃないかな。

  • CAREER 20年のキャリアパス
  • 大西 健治 KENJI OHNISHI
  • 廣村 一郎 ICHIRO HIROMURA

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