ニュースリリース

2010年08月19日インドでの駐在員事務所開設について

 当社(本社:兵庫県神戸市 吉田裕信社長)は、このほど今年12月を目途にインド・チェンナイに駐在員事務所を開設することを決定しました。当社としては、2006年に開設した上海事務所に続き、2箇所目の海外拠点となります。神戸製鋼グループ各社のインドでの事業展開に対応し、日印間の一貫物流や現地物流サービスの拡充、並びにインドからの輸出などグローバル展開に向けた総合物流体制を構築します。設立2~3年後には、インド関連ビジネスで現在の売上の倍増となる約10億円を目指すとともに、近い将来の現地法人化を視野に入れています。

 同国内において、神戸製鋼グループでは、既に2009年6月に製鉄機械の営業拠点(コルカタ市)を設立し、同年12月には神鋼商事㈱が駐在員事務所(ニューデリー市)を開設しました。更に、コベルコ建機㈱が2011年1月操業開始に向けて新工場(Sri City工業団地:アンドラ・プラデッシュ州)を建設中で、コベルコクレーン㈱もその隣接地に2011年10月の操業開始に向け新工場を建設することを決定しました。
 そうした状況から、当社は、早期に総合物流体制構築のニーズの見込まれるコベルコ建機・コベルコクレーンの新工場に近い、中核都市チェンナイに駐在員事務所を開設することとしました。現時点では、日本からの派遣社員1名と現地採用者1名で業務を開始する予定です。

 神戸製鋼グループでは、この4月に、5~10年後のグループ像を表す「神戸製鋼グループ中長期ビジョン(KOBELCO VISION “G”)」を策定し、アジア新興国を中心に海外売上高比率を現在の30%から50%に高めることを掲げています。中長期的に高い経済成長が見込まれ、需要の大幅な増加が期待できるインド、中国等の新興国に経営資源を投入し、これらの国の成長市場での新規需要の取り込みを目指しています。
 今後も、新たにインドに進出、または進出を計画している神戸製鋼グループ各社を中心として、遅滞の無い、現地に密着したきめ細かな物流情報・業務の共有化による物流業務の支援を行います。

                                                                     以上
 
<本件に関するお問い合わせ先>
 神鋼物流㈱ 営業本部 建機・クレーン営業部 部長 平田雅英 TEL:078-262-3960