新船名は、社内公募により159通の応募の中から「神瑞丸」と命名された。当社がKOBELCOグループの一員としての「神」と、“めでたいしるし・吉兆”との意味がありKOBELCOグループに吉兆をもたらす船になってほしいとの願いが込められた「瑞」の二文字を合わせた「神瑞丸(しんずいまる)」が採用された。
この船は社船「喜洋丸」(1994年竣工)の老朽化に伴う代替船で、神戸製鋼所加古川製鉄所から関東・中部地区へ鋼材製品の海上輸送を担う。
主な特徴としては、排ガス熱媒油熱交換器と船内LED照明の採用で省エネ性能の向上を図り、安全航行を目的に液晶レーダーと簡易型電子海図表示装置の延長モニターを装備し、船長室と食堂でもモニター確認できる仕様。作業の安全面では、ハッチ開閉用警報装置を導入し船員の安全確保も図った。